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人の命を助ける“救急救命士”のやりがいについて
救急車に同乗して患者の応急・蘇生処置をおこなう「救急救命士」は、人の命を守るうえで無くてはならない重要な存在です。そんな救急救命士の「やりがい」とは、どのようなものなのでしょうか? 今回の記事では、救急救命士の仕事のやりがいや魅力について解説します。
救急救命士が“やりがい”を感じるとき
救急救命士は、救急車の中で医師の指示のもとに応急処置や心肺蘇生処置などをおこなうのが仕事です。普段は消防署で消防官として勤めながら、事故や火災・災害時などに救急隊員として現場に駆け付けます。
病院に搬送される間も刻一刻と変わっていく患者の状態に応じ、適切な処置をおこなう救急救命士には、大きな責任が伴います。しかし、処置によって患者が危険な状態を乗り越え回復したときや、患者本人や家族からの感謝の言葉は、救急救命士としてとても大きなやりがいを感じられるものです。
救急救命士の仕事の魅力とは?
“今まさに命が危ない人”を救えるのは、救急救命士が適切な処理をおこなえるかどうかにかかっています。また、処置をした人が回復し、感謝の言葉を言ってもらえるのは、救急救命士にとってこの上ない喜びです。
自分が施した処置で命が救われたときや、人々からの感謝の言葉によって大きな達成感が得られるのは、救急救命士という仕事の大きな魅力だといえます。
また、救急救命士の中には、小中学校などで救命救急の講習会を実施している人もいます。これは一般の人々に「いざというときの対処法を知ってもらい、より多くの命を救えるように」という狙いがあるのです。救急救命士は現場の最前線だけではなく、こうした活動を通じて人々の役に立てる仕事でもあるのです。
人の命を守りたい! そんな人は救急救命士を目指そう
事故や火災のほか、近年多発している豪雨や地震などの自然災害の場で、命の危機が迫っている人へ最初に救命処置をおこなえるのは、他ならぬ救急救命士です。今後の人命救助の場においても、より多くの救急救命士が必要になるに違いありません。
そんな救急救命士を目指すなら、専門学校で本格的に学ぶのがおすすめです。専門学校では3年をかけてスキルを身に付け、救急救命士の国家資格取得と公務員試験に向けて学ぶことができます。また、講師陣は医療や救急のスペシャリストでもあるので、専門的な指導・アドバイスを受けることができ、救急救命士として必要なスキルがしっかりと身に付きますよ。
専門学校では、座学以外に救護活動や病院実習や、救急車の同乗実習など、現場の雰囲気を感じながら成長できる環境も整っています。「現場で活躍できる救急救命士になりたい!」という人は、専門学校への進学を選択肢の一つとして検討してみてください。