命を救えるか! 救急救命科の挑戦
【医健新聞】
卒業を控えた救急救命科の3年生が平成28年11月19日(土)、卒業認定実技試験に挑みました。救急救命士としての技術が正しく身に付いているかを判定するこの試験は、プロとして現場に出るための第一歩。受験生は4名1チームで救急救命士役、隊員役に分かれ、救命士役を全員が行う流れ。
オートバイによる単独事故、異物による窒息、急性心筋梗塞など想定は様々。通報時の情報と現場に到着してからの関係者への聞き込みや状況の把握などから、傷病者の命を無事に救うことができるか―。この3年間で学んできた知識と技術をフル活用し、医師、看護師、救急救命士の厳しい目の中、手際の良い処置を施していきます。とてつもない緊張感の中、大汗を掻きながら真剣な顔つきで必死に処置をする学生たちの姿に、見守る保護者様の目には光るものも見られました。
「声掛けはもっと優しい声で」「もっと判断を早く」、評価者からのフィードバックやアドバイスからはまだまだ練習の積み重ねが必要だと感じた学生も多くいました。
試験を終えた学生たちは安堵の表情を浮かべ、共に活動したチームの仲間と笑顔で達成を分かち合う場面も見られました。これから、迫りくる国家試験に向けて全員での合格を誓いました。