歯科「模擬患者実習」 3年間の成果、披露
【医健新聞】
歯科衛生士科では最終学年である3年生の夏、これまでに学んできた成果を披露するため模擬患者実習を実施。保護者様を患者様に見立てて、歯科医院での業務と同様の実習に挑戦しました。
患者様は平成28年8月に初診・11月にリコール(再診)と2回にわたり来校。初診時に口腔内の状況を知っていただき、課題も伝えてリコールの際に再確認します。学生にとって初めての患者様なので、緊張しながらも口腔内写真の分析、歯垢染色によるスコア出し、スケーラーを使って歯石を除去するなど、徐々に的確な処置を行えるようになっていきました。
普段、学生同士で行う実習と、模擬患者実習で接する保護者様は年齢層が異なる患者様なので口腔内の環境も複雑です。資格取得後、社会に出て実際の業務を行う際には様々な年齢層の患者様に対応しなければなりません。模擬患者実習は学生たちにとって、その第一歩として大変有意義な経験となりました。